医療事務の派遣社員
近年、医療機関では経営のスリム化が進み、さまざまな業務を外部に委託するようになっています。
特に医療事務作業においてはその傾向が顕著であり、1991年では23.1%の委託率でしたが、2000年には39.0%にまで増えています。
そのため、医療事務の派遣社員需要率は今後も高まる可能性があります。
1.給与
派遣社員は時給制がほとんどで、地域性や経験の有無によって上下しますが、平均相場としては1000~1200円程度となっており、アルバイトやパートよりは多少高めの設定となっています。
これが企業内健康増進センターや医薬品開発会社などの医療関連企業になるとさらにまたアップし、1500円前後になる場合が多いようです。
2.勤務時間
基本的には正社員と同様、フルタイム勤務のところが多いですが、派遣社員という性質上、多少の融通が利く場合もあります。
また、午前のみ、午後のみといった勤務時間帯を選択できる医療機関もあります。
さらに、毎月あるレセプト作成繁忙時期のみ勤務するというスタイルもあり、自分の時間を優先させたい人には最適の就業スタイルと言えます。
3.休日
小規模な診療所などでは、病院の休診日=休日という定休になっているところがほとんどです。
そのため、休日診療などを行っているところでは土・日・祝日も勤務となるので、派遣先の医療機関の休診日を事前にチェックしておくとよいでしょう。
大規模な病院などではある程度自分の希望を通すこともできますが、一般的に正社員の補助として派遣されることが多いので、正社員の休日に沿って決められる場合もあります。
4.採用状況
現在は、正社員の登用よりも派遣会社に委託する医療機関が増えてきているため、正社員よりは採用状況がよい傾向にあります。
ただし、医療機関は派遣先に即戦力を求めて応募するため、その要望に応えた形で派遣されてきた人員には、それ相応のスキルが求められます。
正社員より採用されやすい分、それなりのスキルを持っていることが必須条件であると言えるでしょう。
5.保険
正社員同様の勤務時間であれば各種保険に加入することが可能ですが、午前のみ、午後のみといった勤務体系を取っている場合は、加入は難しいと言えます。
保険加入の場合は派遣もとの会社で加入することになりますので、まずは派遣会社に相談してみるとよいでしょう。